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◆新田氏・大井田氏
新田氏より大井田、井田へ
 上野国新田郡よりより起こった清和源氏。

 全国に新田氏は多くあるが、平安時代末期12世紀中頃、源義家(八幡太郎義家)の三男新田義国が上野の国(群馬県)に住み、その長男義重が新田を名乗った。新田義貞は義重の八代目にあたる。

 義重の子義成の次男義継が新田荘に移り住み地名を姓としたとする説もある。新田義継の長男、氏継は越後の国中魚沼郡大井田に移り住み、その地名を姓とし大井田氏継と名乗った。
 ここでの大井田一族は広く魚沼郡大井田を開拓し、大井田城を築く。

 氏継の子大井田経隆は、元弘三年(1333)新田義貞倒幕挙兵のおり2千の軍勢を率い駆け付け鎌倉攻め仮粧坂合戦に加わり戦功を立てている。

 正平七年(1352)新田義貞の三男新田義宗は笛吹峠において足利尊氏軍との合戦で敗れると、大井田系子孫は氏素性を隠し各地を転々とした。

 正平二七年(1372)、群馬県下滝に落ち着き、姓を井田と名乗り群馬県・埼玉県に定住する井田の祖となった。



 1955年公開松竹映画、今井正監督「ここに泉あり」で小林桂樹の演じた群馬交響楽団マネージャー井田亀夫は新田系井田であるようだ。母親が貧乏暮らしを嘆く場面で「由緒ある家系なんだけど・・・」と言う台詞がある。武士の子孫であると言う事なのか、詳細はよく分かりません。


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